2011-03-24 Thu 15:55
東日本大震災
連日報道される被災地の状況を見る度に、涙が滲む。 現地の方々の心中は、如何ばかりか。 しかし、インタビューに答える方々の口からは、異口同音に「生きてるだけで幸せです」 「元気だから大丈夫」。 ある初老の漁師さんは、「まだまだ! これからも漁師やってく!!」 不惑をとうに過ぎてなお、迷い・悩み多き俺の背筋が伸びるような言葉で答えておられた。 さて、東京から春休みで帰省中の息子が、釣りに行きたいと言うので震災後、失せてた釣りへの思いも変えるべく二人でで沖へ出てみた。 水温は11度、不安定な天候も手伝って魚っ気も無く、釣り船も全く見当たらない。 「なかなか厳しいな」と呟く俺に、息子が「十分楽しいよ♪」とかわいい言葉。 全く魚信のないまま、風も強まって来たので帰港することにした。 ボートからタックルを引き上げて車に乗り込み、帰路へ。 帰宅して玄関へ入ると同時に 「今日は有難うございました」と、息子。 先日も、夫婦それぞれ別件で家を空けた際、カミさんが娘に「お兄ちゃんの晩ご飯宜しくね」と、託したらしいが、子供二人になって、先に兄貴の分を配膳し、「兄ちゃん、先に食べて良いよ」と言いながら自分の分を準備する間、箸もつけず妹が席に着くまで待っていたそうな。 その翌日、娘が「良い息子に育っとるよ~!」と破顔一笑でカミさんに伝えたらしい(笑) 風評被害に泣く原発避難地域の農家の現状を見て娘の一言。 「私は、福島産の野菜がここにあれば、パパが食べるなと言っても食べるよ!」 この子も良い子に育ってくれたな、と有難い気持ち。 親バカ丸出しだけど、ほんとに俺は「しあわせ」なんだと再認識。 事業もなかなか厳しいけれど、被災者の方々に比べれば天と地ほども違うんだと恥ずかしいような思いですわ。 どうぞ、頑張り過ぎないように、体を厭いながら復興に向けて歩いて下さいと申し上げたいm(_ _)m スポンサーサイト
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