長い付き合いの後輩でもある友人から「オークさん、真鯛釣ってくれません?」とオファーあり。
身内に初孫が出来たとのことで、人を招き宴を催すとのこと。
一応、魚屋には頼んであるらしいのだけど“天然物”でオーダーしてるから入荷出来るかどうか怪しいと言う。
ならば、と云うことで「100%とは言えないよ?」と念を押した上で引き受けた。
使用する船は、何とクルーザー ^-^;

クルージングには快適そのものの船だけど、釣りにはとっても不向き・・・。
既に手放すことが決まっており、思い出を残す意味でも、この船で釣りたいとの希望。
ま、何とかなるでしょ(爆)
とは言いつつも、潮は小さく、前日出航したチャージさん情報でも「潮が走らない」と。
少々不安を抱えた船出となったが、幸いチャーさんも同じ海域で釣行することが判明。
これで確率はグっと上がった♪
真鯛を数多く掛けてる手練が3人揃ってる。 いざとなれば、釣果をかっさらうと云う手もある(爆)
港を出て、早朝から出ているチャーさんに電話を掛け、釣況を聞く。
朝一番、ご友人の船が2枚上げてると心強い情報を頂き、エリア確認のためにチャージ艇の居る港付近へ。
すぐに見つけて話を聞き、件のエリアへ直行。
数隻の先行船にプレッシャーを与えないよう、雰囲気のありげな流れに船を乗せた。
鯛ラバをボトムに送り込んで巻きあげ、二度目のフリーフォールから巻き上げを開始した直後!
「ゴゴッ!」 来ちゃったよ~♪
真鯛特有の力強い引き込み! 慎重に巻き取りながら、デッキに居た友人に「真鯛、獲ったぞ!」と伝える。
「えええ? もう? マジですか???」と訝しげな顔(笑)
「竿先見てみ! これが真鯛の締めこみよ~」
海面に顔を出したのは、赤も鮮やかなメスの良型。
タモを手に取り、セルフランディング。
「うわぁ~、綺麗な鯛ですねぇ! 身内も滅茶苦茶喜びます!! 写メ送りたいんで写真とってもエエですか?」
なんて、はしゃいでる。
チャーさん顔負けな“その筋”ばりの強面が破顔一笑(爆)
開始5分ほどで、華麗にミッションコンプリート!
サクっと仕事を終え、ビールをゴクリっ!(´艸`)
すぐにチャーさんに報告をと、連絡を入れるが通話エリアを外れてて繋がらない・・・
ほどなく、チャーさんの方から着信あり。
一匹釣れたことを報告し「祝いの席に人数を呼ぶから、もう一匹あってもエエんですがねぇ」と暗に甘えておいた ^-^;
その後は、タックルを持たない友人にマイロッドを手渡して釣りをさせながら、オレは持ち込んだエギングロッドでバーチカルジギング ^-^;
でも、やってみると何とかなるもんだね。
10回ほど落とした所で二匹目となる真鯛を掛け、軽く追い合わせを入れて友人にロッドを手渡す。
真鯛の引きを味わって欲しかったのだけど、表層近くまで巻きあげた時点で痛恨のフックアウト!
「スミマセン!僕なんかに構わず、確実に獲ってくれれば良いんですよぉ」と凹んでた。
そんな会話の最中、島影から静かに近寄ってくる一隻のボート・・・
良く見るとチャージ艇である。
様子を覗ってると、イケマにネットを突っ込み魚を取り出してる?
こちらのクルーザーに着けて、先ほど釣ったという立派な真鯛を「持っていきんさい」と差し出して頂いた。
ご友人の釣った貴重な一匹だったようだが、粋な計らいに友人共々丁寧にお礼を述べて頂くことに。
タフコンディションを覚悟してただけに、早々の十二分な獲物確保に一安心 ^-^;
昼食後、友人に釣らせるべくランガンしてみたが、二度のショートバイトを乗せきれなかった模様。
夕刻からある消防訓練に合わせて、早々に納竿。
帰路、操船する友人の満足げな横顔・・・
人を喜ばせるって、嬉しいもんだね^^
不向きな船で、釣果を出せたのもチャーさんあってのこと。
普段から、出来るだけ突っ込めるネタを探してるオレなんだけど、これでまた頭が上がらなくなったのがチョッピリ残念(爆)
チャーさん、そして同船されてたメンバーのお二人にも心から感謝申し上げますm(_ _)m
釣りあげた奴と、チャージ艇から頂いた一匹。


今頃は、宴たけなわ・・・盛り上がってること間違いないよね^^